バラ科ナシ亜目。ナナカマド(七竈)の名前は,「大変燃えにくく,七回竈に入れても燃え残る」事から名付けられた,という説が有力です。旭川では街路樹としてかなり一般的に植えられています。S51.4.1市民の木に制定されました。かの文豪・故井上靖氏が「幼き日のこと」で述べられた一節を引用します。「私は十七歳の、この町で生まれ、いま、百歳のこの町を歩く。すべては、大きく変ったが、ただ一つ変らぬものありとすれば、それは、雪をかぶったナナカマドの、あの赤い実の洋燈(ランプ)。(省略)ああ、北の王都・旭川の、常に天を望む、凛呼たる詩精神。それを縁どる、雪をかぶったナナカマドの、あの赤い実の洋燈。」
北海道旭川市緑橋通り
(1)旭川駅から徒歩で
時期:5〜10月
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