花岳寺(かがくじ)は臨済宗妙心寺派の寺院で、中世に吉良荘東条を領した東条吉良氏の菩提寺として創建されました。江戸時代には高家となった旗本吉良家の崇敬を受け、本堂は貞享元年(1684)に吉良義央公から姉光珠院の菩提を弔うために寄付された祠堂金を元に再建されたもので、江戸時代の禅宗の方丈形式を伝える建築として国の登録有形文化財となっています。また、御柏原天皇宸翰御消息(国指定重要文化財)や三十六歌仙絵巻(市指定文化財)、百人一首集帳(市指定文化財)など、吉良家のゆかりの寺宝を多く所蔵しています(非公開)。
愛知県西尾市吉良町岡山山王山67
-
-