笹倉明

静岡県伊豆市小土肥9-6
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基本情報

碑石・自然石碑板桜御影石。兵庫県生れ1948〜。89年遠い国からの殺人者により第百一回直木賞受賞。96〜97年静岡新聞に「人びとの岬」を連載。その後舞台となった土肥のこの岬を「旅人岬」と命名、小説タイトルも同名に改題し、99年11月、日本放送出版協会(NHK出版)より上梓した。碑文は最終章で主人公が故郷の夕陽を称える一節である。碑文:太陽がまぶしい光の刺を落しながら、夕陽に変わる準備をはじめている。大きな湾がひとつの鏡になって上空の円い炎をうつし目を射るほどに輝いていた。船が白い波の尾をひいて入り江と伺う。水鳥が宙を舞って一瞬の影を水面に描いた。それらの光景が刻々と彩りを変えていく。赤みと大きさをまして輪郭をくっきりさせた夕陽が伺う岸から長い朱の帯をのばし、湾の波間を真っぷたつに割り裂いた。これまで夕陽は幾度も見てきたけれど、いまほどそれを美しいと感じたことはない。見慣れたはずの故郷のそれが全身を染めて圧倒するまでに力づよい、優しい情感に満ちてあるとは知らなかった。明日に望みをかけることが自然と許されて、今こうして生きてあることに感謝したくなる。

住所

静岡県伊豆市小土肥9-6

アクセス

(1)修善寺駅からバスで
(2)松原公園から車で(県道17号線を戸田方面へ)

その他


詳細情報

  • 予算

    -

  • 駐車場

    -


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