16世紀中ごろ、大垣城が創建された。また、明治維新に至るまでの約230年間は、大垣は美濃随一の城下町として繁栄した。美濃路の宿場町が置かれ、水門川の水運を利用する河港が開かれて交通上の要所として発展した。船町は、水門川の河港のあったところで、「奥の細道」むすびの地として知られる。また、貨物や旅客の輸送のために利用され、船問屋、倉庫、商店、旅篭が建ち並び、にぎわったという。航行の安全を祈る住吉燈台・伊勢神宮奉納灯が今も残る。
岐阜県大垣市船町
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