西に養老山地の断層崖をひかえ、その急斜面に形成された扇状地の末端近くに位置する羽沢貝塚は、明治43年8月に故小川栄一氏により発見され、大正8年には仰臥した熟年の人骨一体が発見されました。この貝塚は、東西約20メートル、南北約25メートルの範囲内に形成され、貝層形成期は縄文海岸線の後退期(縄文晩期後半)に当り、貝類はヤマトシジミが99パーセントを占めています。主な出土品には、土器と骨角貝製品、石器、人骨10体、甕棺3基があります。
岐阜県海津市南濃町羽沢354
(1)近鉄駒野駅から徒歩で
時代:縄文
備考:無料
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