この庭園は、身延山第十一世日朝上人の隠居所覚林坊の庭園で、元禄年間(1690頃)同坊第十六世日俊上人代の作庭で、室町時代の規則的な中にも庶民的な感覚を覚える式のものである。三尊石の下、上の滝、下の滝より落下する水は心字の池に満ち、真鯉、緋鯉の遊泳するあり、拝石のあたり、松、桜、あららぎの繁茂する様、また心字池を中心に灯籠、奇石と古松かしわ、つつじなどの配置妙をきわめ、雅趣に富んだ庭園である。
山梨県南巨摩郡身延町身延3510
(1)身延駅からバスで
徒歩で
築庭年代2:1690年頃
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