藤村の「木曽路」の碑に向かって左、少し離れたところにある芭蕉の句碑は、芭蕉塚とも言われて昔から新茶屋の名所になっている。『送られつ送りつ果(は)ては木曽のあき』の句が刻まれ、その裏面には「天保十三年壬虎(みずのえとら)年水無月(みなづき)建之裏梅園古狂」と刻まれている。天保十三年(1842)といえば、十曲峠にあるものより十一年ほど前に建てたのであろう。穐とは秋の意味だが、また恐ろしくむずかしい字を捜し出したものである。
岐阜県中津川市馬籠新茶屋
(1)中津川から車で
(2)中津川からバスで
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