室町時代の中期には、多くの小豪族が北海道に渡来し、各地に砦状の館を築き、付近の住民を支配していた。志苔館もその一つで、古文書には豪族小林太郎左衛門良景が館主であったと記されている。四方に土塁を巡らし、二重の壕を設けるなど、館の防備には万全を期していたようだが、二度にわたるアイヌの蜂起により、最後には廃館となったと伝えられている。
北海道函館市志海苔町
(1)函館駅からバスで
徒歩で
時代:室町時代初期
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