天平18年(746)から越中国主として赴任した大伴家持は、在任の5年間自然と人情に恵まれ、220余首もの歌を詠んだ。「たまくしげ二上山に鳴く鳥の声の恋しき時は来にけり」(家持)。右手に筆をかまえ、表情静かに遠くあおぐ姿は、まさに万葉の里を証明するかのようだ。
富山県高岡市二上山
(1)高岡駅から車で(2)能越自動車道高岡北ICから車で
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