珠洲焼は12世紀から15世紀にかけて焼かれたが、西方寺古窯跡は、終末期にあたる窖窯である。他の珠洲窯は斜面に溝を掘って天井を掛ける半地下式であるが、本窯跡は、岩盤をくり抜いた地下式となっている。焚口部と煙道部を欠損するが、焼けた天井部が残る全国でも希少な例であり、県の史跡にも指定されている。
石川県珠洲市宝立町柏原
(1)北陸自動車道「金沢森本I.C」から車で(能登有料道路・能越自動車道・珠洲道路経由)
時代:平安末期〜室町中期
備考:無料
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