大阪府の東北部、交野市を南北に流れる天の川の上流にあり、高さ12m、幅12mの船形の巨岩「天磐船(あめのいわふね)」をご神体とする神社。言い伝えによると、物部氏の祖神とも言われる饒速日命が高天原からこの地に降臨した時、用いていた舟が石となり、神格化したという。大阪城築城の際、加藤清正がこの巨岩を運び出そうとしたが叶わず、岩の上に「加藤肥後守清正」と刻み、断念したとも。御神体のそばにある巨岩には、天の川に面して大日如来、観音菩薩、地蔵菩薩、勢至菩薩の4体の仏像が彫られている。古来より神道家や修験道の行場として知られる同社では、巨岩の下に広がる岩窟内に入る「岩窟めぐり」も行なわれていて、一般の参拝者も体験することができる。
大阪府交野市私市9丁目19-1
(1)京阪交野線「私市駅」下車京阪バスまたは奈良交通バスに乗換「磐船神社前」バス停下車、近鉄「生駒駅」下車奈良交通バス北田原方面行きに乗換終点「北田原」バス停徒歩10分
ご利益:開運、病難、厄難除け、乗物安全、吹き出物祈祷
備考:岩窟拝観は要問合せ
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