JR環状線「福島駅」から徒歩12分、本場(ほんじょう)という呼び名で親しまれている大阪市中央卸売市場は、昭和6年(1931)に東洋一の卸売市場として開設された。老朽化のため、平成元年(1989)から順次改修工事を行い、平成14年(2002)に完成、現在に至る。甲子園球場の約8倍、延床面積約32万平方メートルという日本最大級の場内には、一日約2900t、年間約70万t以上の鮮魚や野菜、果物、乾物類などの食材が日本や世界各地から集まる。毎日午前3時には荷が並べられて、業者の下見も始まり、マグロのせりは午前4時15分から、青果のせりは午前5時から開始される。マグロの解体作業をはじめ、果物のセリなどの見学コースは、市場の営業日、午前8時以降に実施され、5人以上の団体で申し込める。また場内には老舗の寿司屋や、定食の美味しい食堂などが集まり、見学後は、食事をして帰ろう。
大阪府大阪市福島区野田1-1-86
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