河内長野市にある古刹・延命寺は平安時代、弘法大師により「宝憧寺」として創建された。その後、廃寺になったが、江戸時代に高僧・浄厳(じょうごん)により「延命寺」として再建され、明治時代には常楽寺を合併して現在に至る。古来は薬草が多く自生していたことから山号を薬樹山といった。寺宝に鎌倉時代の清涼寺式釈迦如来や、都卒内院曼荼羅があり、共に国指定重要文化財。また境内には、高さ9m、樹齢千年とも言われる「夕照(ゆうばえ)の楓」があり、大阪府の天然記念物に指定されている。弘法大師のお手植えとも伝えられ、晩秋の夕陽に映える姿が美しいことからこの名がついたとか。紅葉シーズンには多くの人が訪れ、「大阪みどりの百選」にも選ばれている。
大阪府河内長野市末広町581-1
(1)南海高野線「美加の台駅」より南海バスに乗り換え「神ヶ丘口」下車東へ800m
ご利益:開運厄除
敷地面積:4290平方m
延床面積:990平方m
年間利用者数:30000人
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