寛永7年(1630)に創建。道元禅師を祖とする。江戸時代、赤穂浅野家の祈願所として、藩主の長矩(ながのり)は江戸参勤の途中、必ずこの寺に立ち寄って休息した。当時の住職で赤穂出身の縦鎌(じゅうけん)は長矩とも親交があり、赤穂浪士の墓を建ててその霊を弔ったと伝えられる。墓の中には、遺髪、遺爪、鎖帷子(くさりかたびら)が安置されて、墓碑周辺に桜の木が植えられた。このことから今も「義士の寺」として親しまれている。討ち入りの日に当たる12月14日は毎年、法要や奉納剣道試合、子どもたちによる四十七義士時代行列などが行なわれる。名物?「討入そば」の接待も。地下鉄谷町線四天王寺前夕陽ケ丘駅から歩いて約3分。
大阪府大阪市天王寺区六万体町1-20
(1)地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」より徒歩3分
-
-