航行距離約400m、乗船時間は約3分だ。かつて多くの川や堀があり、水の都と呼ばれた大阪には、人々が行き来するための市営の渡船場が市内にいくつもあったが、時代とともに減少し、現在は8ヶ所を残すのみ。そのひとつである天保山渡船場は明治38年(1905)に開設。当初は天保山、桜島、築港大桟橋の間を三角運航し、木津川、尻無川方面にも運航区域を広げるほど繁栄したが、大正11年(1922)に天保山桟橋が完成すると利用者が減少。昭和元年に現在のルートに縮小した。現在は生活路線として利用する地元の人たちや、天保山からユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行く若者が利用する。運賃無料、海から眺めるベイエリアも味わいがある。
大阪府大阪市港区築港3-2-25〜此花区桜島3-10-34
備考:無料
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