境内には「垂水の滝」と呼ばれる滝がある。「石ばしる垂水の上のさ蕨(わらび)の萌え出づる春になりにけるかも」とは万葉集の巻八にある志貴皇子の歌だが、万葉代匠記によれば、この歌の垂水は当地の垂水を指していると考えられている。摂津名所図会には「垂水社頭にあり。清冷甘味、諸病を治す。都て此辺に霊泉多し」、また大阪府全志にも「伝えて諸病を治するの効ありと称し、遠近汲み去るもの多し」とあり、名水の評判が高かったことを物語っている。この「垂水の滝」の清水、現在でも遠方から汲みに来る人が少なくない。
大阪府吹田市垂水町1丁目24-6
(1)阪急千里線「豊津駅」より徒歩10分、地下鉄御堂筋線「江坂駅」より徒歩15分
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