地下鉄谷町線/堺筋線「南森町」下車北西へ約250m。蛭子(ひるこ)大神を祭神とし、「キタのえべっさん」として、ミナミの今宮戎神社とともに親しまれる堀川戎神社。6世紀中ごろの創建と伝えられる。止美連(とみのむらじ)吉雄が、蛭子神のお告げによって浪華堀江の芦辺で玉を拾い、これを神霊の代わりとして難波富島に祀ったのが始まりとされるが、文和(ぶんな)年間(1352〜56)、当地に移築したそうだ。十日戎の日には参詣客が境内に入りきらないほどの混雑を見せ「商売繁盛で、ササ持って来い!」という景気のいい掛け声が、普段はひっそりとしている境内に響き渡る。そのほか、摂社の「榎木神社」は一般的に“地車稲荷”と称され、願いが叶うと地車囃子が聞こえてくるといわれており、参拝する人が多く見られる。
大阪府大阪市北区西天満5-4-17
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