犬鳴山の中腹に建つ真言宗犬鳴派の本山。斉明天皇7年(661)に役行者によって開山されたとされる。本尊の木造立像・倶利伽不動明王は剣に龍が巻きついていることから「運もらい不動」などと呼ばれ、運勢向上、願望成就の守護神として信仰が厚い。淳和天皇の時代(823-833)、この寺で雨乞いの祈祷をしたところ、念願の雨が降ったため、山中にある著名な七つの滝(両界、塔、弁財天、小槻、奥、千丈、布引)を金銀などの七宝にたとえて七宝滝寺の名称となった。一方、犬鳴山の名は、宇多天皇の時代(887-897)、山中で大蛇に狙われた猟師を、その愛犬がけたたましく吠え、身を挺して主人を守ったことから名付けられたものという。犬鳴山は紅葉の名所で、ハイキングコースとしても人気。葛城修験道の根本道場でもあり、一日体験修業をすることもできる。
大阪府泉佐野市大木8
(1)JR阪和線「日根野駅」から南海バスに乗り換え「鳴山」下車徒歩20分
備考:拝観無料
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