中高野街道を北に向かって上田7丁目を東に入ったところにある。仁賢天皇の勅令により創建され、仁徳天皇の第3皇子である反正(はんぜい)天皇を祭神とする古社。『古事記』や『日本書紀』によると、5世紀ごろ反正天皇が第18代天皇として即位した後、都を難波から河内の丹比(たじひ)に移し丹比柴籬宮(たじひしばがきのみや)を造営した。それが柴籬神社あたりにあったと伝えられる。同社の南門には、「反正天皇柴籬宮址」、西鳥居前には「丹比柴籬宮址」の石碑が大阪府によって建てられている。現在のところ、宮の存在を証明する遺構などは見つかっていないが、付近一帯には極殿山・学所・反正山(はじやま)などの伝承地が多いことから、ここが宮のあった有力な候補地であることは間違いないそうだ。
大阪府松原市上田7-12-22
(1)近鉄南大阪線「河内松原駅」から徒歩で
ご利益:歯の健康、安産、延命、学問商売繁昌など
備考:拝観自由
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