京阪電車「楠葉駅」から北東方向へ歩いて約15分。交野天神社は延暦6年(787)、桓武天皇が長岡京の南にあるこの地に郊祀壇(こうしだん)を設けて、父である光仁天皇を祀ったのが起源とされる。これは中国の皇帝が毎年冬至に、都の南に天壇を設けて、天帝を祀る例にならったものといわれている。本殿は一間社流造で、鎌倉時代の嘉禎4年(1238)と、室町時代の応永8年(1401)に修復されたもの。外観は鎌倉時代の様式を残し、蟇股(かえるまた)などの彫刻は繊細で美しい。隣に位置する末社の八幡神社本殿とともに、いずれも国の重要文化財。交野天神社拝殿の奥、石段を上った先には、6世紀の頃に継体天皇が置いた樟葉宮跡とも伝えられる、末社の貴船神社がある。
大阪府枚方市楠葉丘2-19-1
(1)京阪電車「楠葉駅」から徒歩で
ご利益:学問
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