阪急池田駅から徒歩数分。日本書紀にある「呉織・穴織伝承」を今に受け継ぐ神社で、呉服と書いて「くれは」と読む。応神天皇の時代、呉の国から日本に渡ってきた工匠のうち、呉織(クレハトリ)・穴織(アヤハトリ)という姉妹がこの地に住みつき、機織・裁縫の技術を伝えたとされている。その後、「呉服」という言葉は、絹布類を指す言葉「ごふく」として日本に定着。その由来から、当神社には服飾関係者の信仰も集めている。ちなみに、この呉服神社は姉の呉織と仁徳天皇を祀っており、里にあるため「下の宮」、妹の穴織が祀られている伊居太神社は山の方にあるので「上の宮」と呼ぶ。毎年1月の十日戎には多くの人が訪れ、賑わいを見せる。
大阪府池田市室町7-4
(1)阪急宝塚線「池田駅」から徒歩で
ご利益:機織、染色、裁縫の上達、学業成就、商売繁盛、長寿
備考:拝観無料
-