南御堂の境内に建てられた句碑。元禄7年(1694)10月、松尾芭蕉はその人生最後の旅路となった大阪で、体調を崩し、南御堂のそばにあったとされる花屋仁左衛門の貸座敷にて、51年の生涯に幕を下ろした。目前に迫る死を感じつつ「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」と詠んだ数日後のことだったとされている。南御堂の句碑の傍らには「芭蕉の木」が植えられ、夏場は大きな葉に碑が覆われている。また、南御堂の面している大通り、御堂筋を挟んだ向かい側の緑地帯には「芭蕉終焉の地」と刻まれた碑も建てられている。車の往来が激しいため、近寄るには注意が必要。
大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-11(南御堂の庭園内に建つ)
備考:無料
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