坐摩(いかすり)神社の境内西向きに鎮座、火除の神として、とくに陶器商人に崇拝されている火防(ひぶせ)陶器神社。明治40年(1907)、西区靱南通1丁目から移されたもの。かつて北は筋違橋(すじちがいばし)から南は四つ橋までの西側に、陶器問屋街約200軒が軒を並べていて、陶器神社はその守護神として愛宕山将軍地蔵を祀っていたと伝えられる。現在の神社境内にある陶器の灯籠(とうろう)は、前の神社から移されたものだという。毎年7月22〜26日の「陶器祭り」で展示される、皿・茶碗などの陶器で飾りつけた瀬戸物人形は、大阪の夏の風物詩として有名。当日、周辺の陶器問屋街では陶器の廉売りも開催。
大阪府大阪市中央区久太郎町4-渡辺3
ご利益:火の用心、住居守護
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