昭和28年(1953)、靭公園中央東南に建てられた「永代浜跡碑」。付近一帯はかつて靭の海産物問屋の荷揚げ場や塩干魚・鰹節などの専門市場だった。現在の靭本町のあたりでは、かつて全長約550m/幅員約18〜20mの海部堀川(かいふほりがわ)が開削され、川の上流部の南北区間は「永代堀」(えいたいぼり)、その岸は「永代浜」と呼ばれていた。永代浜には当時大切な肥料であった干鰯(ほしか)の荷揚げ場や市場が設けられ、大いに賑わったらしい。しかし、海部堀川は昭和26年(1951)に埋め立てられ、永代浜もともに姿を消した。
大阪府大阪市西区靱本町2-1(楠永神社境内)
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