「太平記」で知られる南北朝時代の武将・楠木正成ゆかりの井戸。千早赤阪村郷土資料館の正面から右手へ2〜3分、畑の中に「楠公産湯の井戸」の石塚が建つ。ヒノキでつくられた階段の先に小さな井戸があり、いまも水が湧き出ている。楠木正成は永仁2年(1294)、千早赤阪村水分山ノ井で産声を上げたと伝えられる。両親はなかなか子供ができず、信貴山の多聞天に願をかけたところ、待望の男の子が生まれたとか。誕生地と伝えられる場所も井戸近くにあり、石碑が建つ。
大阪府南河内郡千早赤阪村水分
(1)近鉄長野線「富田林駅」より金剛バスに乗り換え「水分バス停」下車徒歩10分、近鉄長野線「富田林駅」より金剛バスに乗り換え「役場前バス停」下車徒歩5分
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