南海電車多奈川駅からバスで約5分。大阪湾に関連する調査研究を行なう施設で、その内容は大きく「海を見守る」「魚を増やす」「魚を調べる」の3つに分けられる。「海を見守る」ための海洋観測では、毎月の大阪湾の海水分析をはじめ、赤潮プランクトンの調査、魚の卵や稚仔(ちし)の採集など、また「魚を増やす」ために、種苗に標識をつけて放流する標識放流や増殖場についての調査、毎月の漁獲量や魚の大きさ、魚の成長の様子や食性、移動の調査などに取り組んでいる。試験場1階展示コーナーには、大阪湾の潮の流れや、漁業、魚などを模型やパネルで紹介。申し出ればクロダイやオニオコゼ、ヒラメなどの種苗を生産している水槽(栽培漁業センター)も見学できる。
大阪府泉南郡岬町多奈川谷川2926-1
(1)南海多奈川線「多奈川駅」より徒歩約20分、岬ループバス「谷川」より徒歩5分
備考:見学無料個人は展示コーナー見学自由/団体見学の場合は事前予約要
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