南海本線吉見の里駅から北へ約500m。「愛らんどハウス」(田尻歴史館)は、明治から大正時代まで関西繊維業界の発展を担った大阪合同紡績の元社長・谷口房蔵氏の別邸を資料館にしたもの。大正12年に建築された洋館は「大阪ガスビル」などの設計で有名な安井武雄氏の可能性が高いと言われ、大阪府の有形文化財に指定されている。館内には見事な細工が施されたステンドグラスがふんだんに使われ、チークやナラ、屋久杉などを使用したインテリアも必見。洋館の隣には日常生活のための伝統的和風住宅が設けられ、2つの建物の調和も見事だ。平成5年、田尻町が建物を取得し、公募により「愛らんどハウス」と命名。大阪府指定有形文化財。平成18年に改修工事を終え、5月27日にリニューアルオープンした。一日一組の限定貸切りでウェディングスペースとしても人気が高い。
大阪府泉南郡田尻町大字吉見1101-1
(1)南海本線「吉見ノ里駅」から徒歩で
敷地面積:3856平方m
延床面積:739平方m
年間利用者数:2500人
収容人数:40人
備考:見学・貸館は要問合せ見学無料(貸館、イベントにより見学できない場合あり。事前確認要)
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