愛宕山という小高い山の中腹に、ひっそりと門を構える林昌寺。その歴史は古く、天平年間(729年〜)までさかのぼる泉南の古刹だ。境内に入ると、まず重森三玲作の「法林の庭」の美しさに目を奪われる。阿弥陀の浄土を表すという庭の優美な曲線を見ていると、日頃の雑然とした感情が整理され、穏やかな気持ちに変わっていくようだ。庭の最上部からのびている参道には四国88ヶ所の本尊が祀られており、1時間ほどで巡礼できるようになっている。
大阪府泉南市信達岡中395
(1)JR阪和線「和泉砂川駅」から徒歩で
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