近鉄大阪線法善寺駅下車5分、河内西国霊場第七番寺にあたる壷井寺。もともとは平安時代に法禅寺という寺院があった場所へ再建され、また現在の本堂は明治20年(1888)に廃寺になった永興寺(旧布忍寺)の建物を移築したものと伝えられている。本堂に安置されている銅造菩薩立像は総高26.2cmと小さいが、均斉のとれた優美な像で、白鳳期の勢至(せいし)菩薩像、もとは金銅仏であったろうと考えられ、現在は大阪府の指定文化財。また「避雷観音」という別名もあり、昔、この地域へ頻繁に雷が落ち大きな被害をもたらしていたところ、その被害にあった人々の祈りを聞き届けて観音様が雷と対決、以来このあたりには雷が落ちなくなったと伝えられている。
大阪府柏原市法善寺1-10-20
(1)近鉄大阪線「法善寺駅」から徒歩で
ご利益:安産、開運、避雷,除災
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