元禄時代、赤穂浪士の一員として名を連ね、俳人としても高い評価を受けていた萱野三平は、仇討ちに反対する父・重利に対する孝行心と、主君浅野内匠頭への忠義心との板挟みとなり、27歳の若さで自刃した。阪急バス「萱野三平前」停下車すぐ、箕面市萱野3丁目の旧西国街道沿いにある生家跡は、明治期に家屋は取り壊されたものの、三平が切腹したと伝えられる長屋門と土塀の一部が保存され、現在、大阪府指定史跡に指定されている。旧邸内の北西隅には、辞世の一句「晴れゆくや日ごろ心の花曇り」を刻んだ句碑がひっそりと建つ。また、三平の俳号を冠した施設「涓泉亭」では関連史料を展示している。
大阪府箕面市萱野3-10-4
(1)阪急「石橋駅」からバス(JR・阪急茨木行き)「萱野三平前」下車すぐ、阪急「箕面駅」からバス(千里中央行き)「萱野小学校前」下車徒歩5分
敷地面積:507平方m
延床面積:81平方m
設立年:1994
収容人数:約20
備考:無料
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