南海高野線美加の台駅下車、徒歩10分、国の重要文化財に指定されている阿弥陀如来像と、真っ白な斑蓮(まだらはす)が美しいことで知られる興禅寺。本尊の木造阿弥陀如来坐像は、平安時代末期(12世紀)につくられたといわれ、高さ1.5m、造形的には両手に上品上生印(じょうほんじょうしょういん)を結び、温和な表情でバランスのとれた美しい像だ。また、境内の大きな蓮池には、毎年7月から8月にかけて、葉・花そして丈が大きく真っ白な蓮が早朝から咲き誇るため、花見を兼ねての参拝者が多く訪れている。これは千年余り前から咲き続けているという斑蓮で、夜明け頃には蓮の花が開く時の「ポーン」という音が響くとか。
大阪府河内長野市美加の台1丁目25-1
(1)南海高野線「美加の台駅」より南海バスに乗り換え美加の台団地線「美加の台口」バス停下車徒歩15分
-
-