江戸時代に、西国大名などが宿泊した旅館。京都と西宮を結ぶ西国街道のほぼ真ん中にあり、正式には「摂津郡山宿本陣」と言う。御成門(入口)に見事な椿の木があったので「椿の本陣」と呼ばれるようになった。1635年に創業。建物は1718年の火災で宿帳を除いた貴重な古記録とともに焼失したが、その3年後の1721年に再建されて以来、およそ280年間変わらぬ姿を伝え、国の史跡指定を受けている。忠臣蔵で有名な赤穂城主浅野内匠頭が、元禄10〜14年(1697〜1701)まで毎年宿泊した記録もある。5人以上のグループで10日前までに電話で予約をすれば、無料で見学が可能。大名が宿泊した豪華な部屋など一見の価値あり。
大阪府茨木市宿川原町3-10
(1)JR「茨木駅」・阪急「茨木市駅」から阪急石橋(92)・郡山団地(90)・道祖本診療所前(93)行き「宿川原」バス停下車徒歩2分
敷地面積:2640平方m
延床面積:660平方m
設立年:1721
備考:見学無料
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