南海電車の北側に鎮座し、古くは感田瓦大明神(かんだかわらだいみょうじん)と呼ばれた、貝塚寺内町の土地の守り神=産土神。天正15年(1587)に町民らによって建てられたとされ、以来地元の人々に信仰されてきた。寺内町は中世後半、願泉寺を中心に栄えた町で、感田神社の境内には当時町中にめぐらされていた環濠跡があり、かつての様子をいまに伝えている。毎年7月には、勇壮な「太鼓台祭」が行われる。宵宮では各家に献灯やまん幕が張られ、翌日の本宮で神輿の渡御が行われる。見どころは、赤いふとんがVの字に詰まれた1トンを越える太鼓台。「ベーラベーラベラショッショ」の掛け声と共に、7台の太鼓台が勇壮に街中を練り歩く。この祭は、泉州各地で行われる太鼓台祭の中で、最も古いものといわれている。
大阪府貝塚市中905
(1)南海本線「貝塚駅」より徒歩3分
-
-