陶磁器や染織品、編組品、木漆工品、絵画など国内外各地の優れた工芸品を展示する施設。万博記念公園内の「平和のバラ園」や「日本庭園」「国立民族学博物館」など文化施設が集中したエリアにある。1970年の日本万国博覧会当時、日本民藝館(東京・駒場)が「暮らしの中で培われてきた工芸品の実用性に即した美しさを見てもらおう」とパビリオンのひとつとして「日本民芸館」を出展し、それを引き継ぎオープンしたものだ。建物は鉄筋コンクリート造りの平屋建て(一部二階)で、三角形の敷地いっぱいに広がり、展示室は回廊式で第1〜第4展示室へ自然な流れに沿ってゆったりと鑑賞できる構造だ。建物に囲まれた中庭は石敷で、全国各地の壺・甕(かめ)・鉢がほどよく配された野外展示場として簡素な趣を呈している。春季と秋季に、年2回の特別展を開催、記念講演もある。
大阪府吹田市千里万博公園10-5
(1)大阪モノレール「万博記念公園駅」または「公園東口駅」より徒歩約15分、JR「茨木駅」・阪急「茨木市駅」より、「阪大病院」方面行き、または「エキスポランド」方面行きバスにて「日本庭園」下車徒歩約10分
敷地面積:3070平方m
延床面積:2206平方m
年間利用者数:10000人
備考:大人700円、大高生450円、中小生100円
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