大阪市中崎西に位置する大阪能楽会館は、1959年に能楽専用ホールとして誕生、総檜造りの本舞台に橋掛りを施し、白州が舞台を囲む伝統ある能舞台である。鏡板に描かれた老松は、優れた能画を残し数多くの鏡板を手がけた松野奏風氏によるもの。また、目付柱・脇柱の取り外しが可能になっていることが最大の特徴。1階の385席は椅子席、2階の128席は桟敷席の合計513席。平日は、謡曲、仕舞、鼓、笛など能に関する各種稽古を開催し、見学も可能のほか、初心者向けの教室も行っている。プロの能楽師に直接指導してもらうのは、なかなかない機会だ。
大阪府大阪市北区中崎西2-3-17
(1)阪急「梅田駅」より徒歩7分、JR「大阪駅」より徒歩10分、地下鉄谷町線「中崎町駅」4号出口より徒歩5分
備考:公演により異なる
-