近世の城下町で、寺院が集中している町を寺町という。元和3年(1617)、尼崎藩主・戸田氏鉄が尼崎城を築く際、城下町を整備するために散在していた寺院を城の西に集めたのがここの寺町の起こり。寛永12年(1635)の現在最古の尼崎城下絵図では19カ寺の名が確認されているが、現在は3.9haの地域に11カ寺が軒を連ねる。阪神電鉄尼崎駅からすぐ、大市街地の中心部にありながら今日に至っている貴重な文化遺産である。
兵庫県尼崎市寺町
(1)阪神尼崎駅から徒歩で
規模:面積3.9ha
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