文豪谷崎潤一郎の小説『細雪』の文学碑があります。文字は松子夫人の書。「こいさん、頼むわー」。『細雪』の有名な冒頭部分です。芦屋を舞台に大阪の四人姉妹を描いた作品です。芦屋の地で松子夫人の姉妹と共に過ごした日々が『細雪』を生んだと言われています。ちなみに、「こいさん」とは「小娘さん(こいとさん)」の略で、昔、大阪の家庭で一番末の娘をこう呼んでいたようです。
兵庫県芦屋市東芦屋町6番開森橋南東
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