曹洞宗の名刹で、春秋に美しい「琴坂」とともに人気の観光スポットです。開祖道元は、最初の禅苑を京都の深草に建てましたが戦乱で廃絶、1648年に淀城主永井尚政によって宇治の地に再興されました。茶人でもあった尚政は、山水を取り入れて現在のような枯淡閑寂な境内をつくりましたが、往時には少なくとも三つの茶亭があったと伝えられています。また、平安時代中期の木造聖観音立像は、かつて源氏物語「宇治十帖」の古跡が「手習の杜」に祀られていたことから「手習観音」の名で親しまれています。
京都府宇治市宇治山田27-1
(1)JR奈良線宇治駅から徒歩で
(2)京阪宇治線宇治駅から徒歩で
創建年代:1648年
備考:建物内部は志納金(一口300円)が必要
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