京都の西南、洛西ニュータウンを見下ろす丘陵地にある。回廊式庭園としてきれいに整備された公園の中には、内外からおよそ110種もの竹や笹が集められている。また、庭園内では、古都ならではの貴重な歴史的遺物にも出会える。中央の池に架かる石橋は、応仁の乱で東軍と西軍が対峙した百百橋(どぞうばし)が復元されたもの。またこの橋を渡って小さな石段を上ると、さまざまな形をした石造物が並ぶ。これは室町幕府最後の将軍足利義昭のために織田信長が築いた旧二条城の石垣に使われたもので、地下鉄工事の際に発掘された。これらは周囲の竹林と完璧にマッチして、一種幽玄な雰囲気さえ醸し出している。
京都府京都市西京区大枝北福西町2丁目300-1
(1)阪急京都線桂駅から市バスで(「南福西町」バス停徒歩5分)
管理者:京都市
入館者数(年間):約70,000人
備考:無料
無料:普通車20台、バス3台