正式には寂照山円乗寺成菩提院と称するこの寺は、弘仁6(815)年に天台宗の開祖最澄が談議所を建てたのに始まり、のちに延暦寺の別院の一つとなりました。記録によると、織田信長・豊臣秀吉・小早川秀秋など有名な武将が宿営しています。寺領は160石余りで、末寺は80ヵ寺余り、また寛文5(1665)年の調書によると64坊、僧侶103人とあり、大きな寺院であったことが伺えます。また、絹本著色聖徳太子像(国指定)や絹本著色浄土曼荼羅(国指定)など多数の文化財があります。
滋賀県米原市柏原1692
(1)柏原駅から徒歩で
創建年代:815年
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