鈴鹿山脈南部の峠で、古くから近江と伊勢を結ぶ交通の要衝であった。江戸時代には東海道の坂下・土山の両宿駅が峠を挟んで置かれ、大名から庶民までが皆細い九十九折れの坂道を登って峠を越えたという。現在は国道1号がトンネルで通過している。旧東海道は東海自然歩道になり、国道からは鏡岩と呼ばれる岩が見える。また、峠のトンネルの上には旅人の往来安全のためにともされた常夜燈の万人講燈篭が立っている。
滋賀県甲賀市土山町
(1)JR貴生川駅からバスで
徒歩で
(2)新名神高速道路甲賀土山ICから車で
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