琵琶湖東三名水のひとつに数えられる十王村の水がある。十王村とは、水源地付近の古名。織田信長に焼失させられた御堂の名に由来する。湧水は、近くを流れる犬上川の伏流水。水源の周囲は石組みで囲われ、石堂の下から湧き出した水は、長さ1kmほどの十王川となり、犬上川に注ぐ。湧水はかつては貴重な生活用水。飲用はもちろんのこと、十王川では終戦直後まで米を磨ぐ人々の姿が見られた。今も住民の努力により、飲用できる。日本名水百選。
滋賀県彦根市西今町
(1)南彦根駅/徒歩/15分、近江バス/河瀬駅行/約5分西今下車/徒歩/1分
-
-