中山道は、そのほとんどが山道で、近江路に入っても、伊吹山麓の柏原宿、醒ヶ井宿をたどり、山間の番場宿に至ります。番場宿の山坂を登り、頂の「摺針峠」に着くと、一気に視野は180度となり、西方に湖東平野とその先に琵琶湖が雄大な広がりを見せます。摺針峠の名は、その昔、弘法大使がこの峠を訪れた時、一本の針にするために石で斧を磨く老婆に出会い、自分の修行の未熟さを恥じて修行に励んだとの言い伝えによるものです。
滋賀県彦根市中山町
(1)近江鉄道本線フジテックまえから徒歩で
(2)彦根駅から車で
規模:延長1km
-
-