十世紀初めの延喜年間,信貴山寺が開かれたが,中世,山頂に砦が造られたらしい。天文五年(1536)河内の畠山氏の臣木沢長政がここに築城,勢威を張ったが,同十一年討死し,城は廃れた。同二十年頃,松永久秀が東西・南北とも五百メートルをこす放射状連郭の城を築いたが,天正五年(1577)織田信長の軍勢に攻められて自殺,城は廃城となった。◎松永久秀(1510〜1577)下剋上の代表的人物とされる。三好長慶に仕えたが主家を滅し,将軍足利義輝を襲い自害させた。
奈良県生駒郡平群町信貴山
(1)近鉄信貴山下駅からバスで
信貴山バス停から徒歩で
(2)西名阪自動車道法隆寺ICから車で
第二阪奈道路小瀬出口から車で
時代:平安時代
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