奈良の旧市街から大和盆地の東方山麓を縫い,桜井市金屋に至る35km余りの道。この道は,“日本書紀”によれば奈良時代以前にもあったことが分かり,わが国の歴史に登場する最古の道なのである。この道沿いにある上古の文化の遺跡を訪ねるには,奈良から桜井までのバスを利用するのも一つだが,やはり記紀や万葉の世界に浸るためには細い野道を歩いた方がよい。季節は早春か秋が最適である。
奈良県桜井市
(1)桜井駅から徒歩で
規模:延長16km(桜井〜天理)
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