称名寺の地蔵石仏で、時代も古くその様式も変わっています。地元では子安さんと呼ばれていますが、大きい岩に刻みつけた地蔵で、像高127cmの立像で、見事な線彫蓮花座に立っています。舟型にほりくぼめられた中に、円光の地蔵を薄肉で表し、錫杖は短いのが古式。左手はすっと左につきだして宝珠を捻じています。衣丈の表現もしっかりしていて、刻銘はありませんが室町時代以降の作になることが推定されます。安産に霊験あらたな地蔵といわれており、また、子供の夜泣きが1週間の祈願で治ったので全知全能の地蔵尊として信仰されています。
奈良県宇陀郡曽爾村長野
(1)名張駅からバスで(名張駅西口より山粕西行バス)
小長尾橋バス停から徒歩で
(2)榛原駅からバスで(曽爾村役場前行バス)
曽爾学校前バス停から徒歩で
(3)名阪国道針I.Cから車で(宇陀市榛原区経由)
(4)名阪国道上野I.Cから車で(県道名張曽爾81号線経由)
創建年代:室町時代以降
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