榛原駅の北東,国道165号から1kmほど北西に入った額井岳の東のふもと,雑木林の中に山部赤人の墓と伝えられる苔むした大きな五重石塔がある。山部赤人は奈良初期に活躍した万葉歌人。万葉集に約50首が収録され,柿本人麻呂とともに歌聖と称された人。鎌倉時代のものとみられるこの五重塔が山部赤人の墓かどうかは不明だが,すぐそばに東海自然歩道があり,春はツツジ,秋は紅葉と景観にすぐれ訪れる人も多い。
奈良県宇陀市榛原区山辺三
(1)近鉄榛原駅からバスで((天満台東3丁目行))
終点下車から徒歩で
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