室町時代に信海という旅の僧がこの北西の霊場「井戸の上」で修行中に病気になり、川岸の土でお団子を作って一心にお祈りをしたところ観音様が現れて病気を平癒する。その観音様の希望を受け入れて村人が現在地に祭り、「正勝(マサカツ)」の神として信仰される。土団子を12個作って祈願すると腰から下の病気に効果があるとされる。のちに、その音読みで「消渇(ショウカチ)」となり、江戸時代には「下の病気」に効くのが転化して女性の下の病気(女性病や淋病など)にご利益があるとして厚い信仰を受けている。
奈良県生駒郡平群町越木塚734
(1)近鉄竜田川駅から徒歩で
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