田辺から本宮へ向かう山中の古道を中辺路といい、平安朝以後鎌倉時代までは熊野詣での主路として賑わった。いわゆる熊野古道といわれる道で、現在ほぼ平行して国道311号線が走る。かつては峠・谷の難所が多く、路傍には旅の途中で生命を落とした人を弔う地蔵、祠・墓が多く、崩れた石段や苔むした石畳・古い道標なども残っている。
和歌山県田辺市中辺路町
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