旧熊野街道大辺路沿いにあり、「神道集」に登場する古社。蟻通の由来は「法螺貝」に一本の糸を通すという難題を蜜と蟻を利用して通したことにより、今では知恵の神様としてあがめられている。境内にある楠の木は、街中にあるとは思えない程の大木で安政の大火の時に水を噴いて町を守ったという伝説が残っています。境内にはイチョウやエノキなどの大木もあり、賑やかな商店街に面してはいますが静かでくつろげる場所です。入口正面には黒い大きな馬の像があり、すぐ後ろの楠の木の周りにはふたつの牛の像とひとつの鹿の像が置かれており賑やかです。ここで気をつけたいのが、入口から見えているのは本殿の後ろ側で、ずっと奥に進み突き当たりを左に行ったところが本殿正面です。
和歌山県田辺市湊1143
(1)紀伊田辺駅から徒歩で
創建年代:不詳
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